弥生時代の平和はウソ?お米がもたらした人間の争いに震えた。

 

こんにちは、やってミタオと申します。

 

歴史初級者の大人がマンガで歴史を学ぶシリーズ。

最近、まんがで歴史の学び直しを始めてるんだが、早くも壁にぶつかってしまった……。
​あっちの武将、こっちの事件とつまみ食いをしているうちに、頭の中がやや混乱気味。
なので、どうしても全体の流れを初めから知りたくなってきたのだ。
​そこで手にとったのが、こちらの本。

 

角川まんが学習シリーズ 日本の歴史 1

日本のはじまり 旧石器~縄文・弥生~古墳時代

 

 

子ども向けと侮るなかれ、これが大人の知的好奇心を激しく揺さぶってくる。

​本書は、1章の旧石器時代から最終第4章の古墳時代までが描かれている。


​まず驚いたのが、マンガの背景やコマの隅々。
土器の作り方や石包丁(いしぼうちょう)のリアルな使い方といったマニアックな情報が、これでもかと散りばめられているのだ。
この視覚的なディテールの細かさが、当時の生活の生々しさを増している。

 

そこでだ。
読み進めるうちに、いきなりある疑問にぶつかる。
弥生時代って、お米が作れて平和で豊かな時代じゃなかったの?

 

​結論から言おう。

弥生時代は、想像を絶するほどに恐ろしい。かもしれない。
​ページをめくると、米作りが始まって生活が豊かになったはずの人間たちが、血眼になって争う場面がある。

 

生きるために必死で獲物を追いかけていた縄文時代のほうが、よほどストレスが少なかったのではないか。
そう確信させるほどの殺伐とした世界がそこにはあった。
​蓄え、つまり富ができると、それを奪おうとする者が現れる。
人間同士の飽くなき争い。

その混沌のなか、3章でついにあの女王が登場する。

卑弥呼だ。
知れば知るほど謎の多いこの卑弥呼の時代。
​中国の歴史書である魏志倭人伝(ぎしわじんでん)に、当時の邪馬台国のリアルな暮らしぶりが記録されていたとは知らなかった。
身分の違いがガチガチに固定されていて、身分の低い者は高い者が通りかかるだけで草むらに身を潜めてやり過ごすレベル。
混乱から人間を抑え込むには、これしかなかったのだろうか。うーむ。

まぁ、当時の日本には文字による記録がほとんど残っていないため、これはますます魏志倭人伝を読みたくなってきた!
てか、活字でなく、マンガで!
もちろん、遺跡や古墳などの考古学調査を組み合わせた、さらなる歴史的発見も期待してるがね。

と、ここでまた新たな疑問が生まれる。
小国が乱立し、武力による争いが絶えなかった時代に、なぜ腕力のない女性が王になれたのか。
しかも卑弥呼のあとを継いだのも、台与(とよ)っていう少女だし。


男たちが血を流し合うなかで、なぜ少女がトップに君臨できたのか。
​この頃からすでに、女性ってのは男の腕力なんか超越した、怖い存在だったのだろうか。
もちろん現代の我が家を見渡しても、その目に見えない力の強力さは身に染みて理解しているつもり。

ん?

 

​占いや超能力など、謎のパワーを持っていた。

そこに皆が惹かれたのは分かる。
ただそれだけでは、なんとなく納得ができない。
鬼気迫る、生死を分けた争いが続くなかで、そんなおちゃらけた話が通用するのか。
だってすぐバレるでしょうよ。
まぁ、その答えは持ち越すとしよう。

 

​それにしても、そんな邪馬台国はどうやって最期を迎えたのか。
本書とともにたどる歴史の空白は、謎が多すぎて妄想が止まらない。
​楽しいから、違う出版社のシリーズも読んでみようと思う。

 

​文字だけの教科書と違って、マンガから歴史を体験すると当時の空気感が頭にスッとはいってくるから面白い。
大人の学び直し。
あなたもどう? ぜひ。

 

ではでは。

 

 

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